それぞれの進化のカタチ
6/9火曜日 NHKニュース7より
雑誌連載52年になる「ゴルゴ13」が当面休載することになりました。
制作現場で「3密」を避けることができないからだそうです。
作者のさいとう・たかおさんは、多くのスタッフの作業に目を配りながら線の一本まで細かく指示を出すとのこと。
あの緻密な画はそのような作業があってこそなのでしょう。
でも作業現場は密集・密接の状態で、新型コロナ感染対策に対応できない。
そのため作業ができずに休載に至ったとのことでした。
一方、別の漫画家の方は、スタッフに在宅で仕事をしてもらいデータのやり取りで修正箇所を指示していました。
細かいところはなかなか難しいようですが、こちらは「連載を止めずに読者に届けること」を第一に考え、作業スタイルを変えたそうです。
単純に考えれば後者のほうが新しい時代に適応していて「進化」にかなっているように思います。
でも52年休まず続けてきたものを「休む」という選択もまた「進化」なのではないでしょうか?
休まず続けるために何ができるか?
線の一本までこだわって描き続けるために何ができるか?
模索して考え続けることが進化の源です。
さいとう・たかおさんが次にどんな選択をされるのか、
ゴルゴ13の再開を心待ちにしているファンと一緒に見守りたいと思います。
タグ:進化 ゴルゴ13
前の記事へ
次の記事へ
フッ素か緑茶か »